『ブレードランナー』【こころのベストテンいただきました】
映画紹介を1本もしていない。
ダメです。します。
1本目はなんと、
「ブレードランナー」(1982年)です。
まずはここからはじめさせてね。これははずせないです。
このブログは、10年以上前の作品はネタバレするかもです。
でもなるべくしないようにはします。
あとはあらすじはひかえますね。
では感想を。
はじめてみたのは、初公開時ではなく、古い映画を安ーく上映してた映画館です。
再々再上映みたいな感じです。もっとですかね。
まずオープニング。
おおっ!ってなります。
監督はあの「エイリアン」のリドリー・スコット。
ヴァンゲリスの音楽とSFX、圧倒されました。
おさなきドワハル少年はなにを期待していたの?と聞かれると、
遊園地てきなSF娯楽映画です。タイトルがかっこいいものね。
ワクワクするような未来。楽しませてね。
しかし、公開当時ぜんぜん話題にならなかったらしいこと、
気になります。
なんだろ?少し嫌な予感がする。
(スター・ウォーズはあまり好きではないです)
とにかく世界観はすごいです。
主演はハリソン・フォード。ハン・ソロでインディアナ・ジョーンズですよ。
インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》 (字幕版)
身をゆだねて観ます。
酸の雨がしんしんと降ってます。
退廃的な近未来。
強力わかもとの看板。あ、これ飲んだことある。日本だ!
でも・・・おかしい・・・。
凝りすぎね。
ワクワクしない。
水のこころ。
むしろテンション下がります。
話題にならなかったのもうなずける…ね。
なにかがおかしい。
なにせ主役のデッカード(ハリソン・フォード)が地味。
スーパーでハイパーなパワーないの?
お、銃でた!カッコいい!
ん?ビーム出ないのね?まぁ銃だし弾でいっか。
ふとおもいました。
レプリカントってなんだ?
サイボーグ・・・はいはいわかる。
キャシャーンとかね。いるね。かっこいいね。知ってる。
そしたら、
こんなんでました。
ロボットではないのね。人造人間?まぁいっか。
くらーい雰囲気と雨、雨、雨ひたすらに雨。
想像してたのと違う。
これSF冒険活劇じゃない!
物語は進みます。
かっこわるいデッカードがただの人間っぽいレプリカント、ロイを追う。
だれだよルドガー・ハウアー、初めてみたよ。
初公開時じゃないんで割引で安いからしょうがない。
そうかぁ、だから安いのね。
サイバーパンク?こういうのは大人向けとか書いといてっ!芸術的!とか難解!とかこだわりの!とかね。
後半はデッカードが逆に、ロイに追われます。
とにかく怖い。ほんとホラー映画をこえて怖い。まさにホラー。なに言ってんだろ。
もうずっと一緒に観に行った友に小声で言ってました
「いやだ、帰りたい、ちょっとこれ無理!」
デッカードがとにかくダメ、ダメダメ。ブレードランナーってヒーローじゃないの?
想像してたのと違う・・・。だまされたっ!
だけど、映画の途中で帰るのはおこづかいもったいないです。
「もう終わるから」って友に言われてがまんしました。
デッカード…ハヤクシネ。
そして屋上。
どーん!おつかれっす!バイバイ、デッカード!
が、あれ?
どしたロイ。なにやってんだおまえ?・・・おまえええええっ!
で、
これ。
Time to die.
英語なんてわからないのにセリフが突き刺さってきました。
ホロホロホロ。(泣いてはいないですが、気持ちはこんな感じです)
わけがわからない。
どした?何があった?
帰りに友に聞いたのは、もやっとするけど、
「これ、おもしろい?よね?」です。
そこからもうルドガー・ハウアー!ですよ。
主役をくったロイ。
観たい、もう一度みたい!意味もわからない、ほんと理解できてないけどなんかみたい!
ぬぅううううう。
はいTUTAYAー。
何回も何回も観て、
(自分なりに )理解した!
返却するときはもう、最高です。
DVD買いました。すぐ買いました。
失敗作?ふざけんな!です。
みんな大好き「ブレードランナー」だ!
うーん、なんか、みんな大好きだったみたいです。知らなかった。
「ブレードランナー」を観て思うこと、
こういう作品に出逢うためにも、みんな、それでも、生きてゆくんやで。
そして、いつかそのときがきたら
like tears in rain. Time to die.
っていう。